ヨーロッパの物価の安い国、そして平均時給(平均年収ではない)ランキング~東西冷戦の爪痕。チェコ・プラハはどの辺?

チェコニュース云々

今回は軽くご紹介。

近頃話題のカナダの出版社Visual Capitalistからのランキングですが、このVisual Capitalistはインフォグラフィックという形で大変分かりやすく面白いデータ掲載をしているところなので是非ご覧になってみてください。

ではそのVisual Capitalistが発表した「EU物価の安い国ランキング」を出してみましょう。()内はEU平均より何パーセント低いかという数字です。
Which EU Countries Are the Most and Least Expensive?

1.ルーマニア(-46%)
2.ブルガリア(-43%)
3.ポーランド(-37%)
4.ハンガリー(-31%)
5.クロアチア(-28%)
6.リトアニア(-23%)
7.スロバキア(-18%)
7.ラトビア(-18%)
8.チェコ(-17%)
9.ギリシャ(-16%)
10.ポルトガル(-14%)

「物価安い」と合わせて「平均時給ランキング」というのもあったので、こちらを最安から出してみましょう。日本だと「平均年収」というのが一般的な検索ワードではありますが、現地の一般的な人々の生活状況をよく知る上でも年収より時給で考えた方がより理解ができるかと思います。

ランキングのタイトルが「2つのヨーロッパの物語」となっていますが、その心は…。
A Tale of Two Europes

1.ブルガリア(€8.1)
2.ルーマニア(€10.4)
3.ラトビア(€10.7)
4.ハンガリー(€11.0)
5.ポーランド(€11.9)
6.スロバキア(€12.5)
7.ギリシャ(€12.6)
8.クロアチア(€12.7)
9.エストニア(€13.6)
9.チェコ(€13.6)
10.ポルトガル(€13.7)

ちなみに最高時給はルクセンブルグの€47.2でした。ヤバい。

※こちらはあくまでも国全体の平均です。
当然ですが地域(自治体)によってこれらは様々で、チェコの場合、プラハはちょっと上記のランキング(数字)は当てはまりませんが、これは日本も東京などの都市と地方では異なるのでどこも同じですよね。

こうやって見ると…社会主義が崩壊した1989年から四十年近く経とうとしているのにも関わらず、やっぱり旧共産圏は相変わらず低いですねぇ…。EU全体で物価も賃金も年々上がってきているわけですから、スタートラインが違う旧共産圏がかつての西側諸国に追い付くなんてのは到底無理筋ではありますが。

ひとまずここから分かる事とは…
チェコは観光旅行をするにもお財布に優しい国!
という事です。
チェコの首都プラハはヨーロッパでは実はローマに次ぐ程の人気の観光地となっていますが、ロンドンやパリ、ローマ、バルセロナ、アムステルダム、ウィーン等、それら人気観光地の中でも群を抜いて物価が安い観光地がチェコ・プラハですので、是非みなさん、ヨーロッパ旅行の際にはチェコ・プラハに遊びにいらしてくださいませ!

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