プラハの渋滞と社会主義時代が終わって10年後の話

チェコニュース云々

先日、プラハの自動車の登録台数がプラハ市の人口とほぼ変わらなくなった、という、ちょっと面白いニュースがありました。

チェコの統計局によると、今年の初め(2022年1月1日)の時点で、プラハ市の人口が1,275,406人となった、という事なんですが、同時に自動車の登録台数が1,217,344台となっているらしいので、確かにかなり人間の数に迫っていますね。
言われてみれば、近年プラハもあちこちで渋滞が発生している感じもします。
以前、日本から観光でお客様が大勢いらしてた時には、大型バスで空港から中心地のホテルに向かうのにも結構時間がかかって大変な事も度々ありました。工事なんかをやっていたりしたら全く進まなくなります。プラハ観光にいらした方の中で経験された方もいるかもしれませんね。

あ、、、今、記事を書いてて思い出したんですが、私がこちらプラハに2000年前後に寄った時の事で(正確な年は忘れました)、まだ街の雰囲気も社会主義時代の名残りが所々あって、自動車の数も今ほど多くはなかったんですが、ある時、一車線一方通行の道が全く進まなくて、えらい渋滞していた事がありました。私はそれをその道沿いの宿の窓から眺めていたんですけど、何があったのかというと、道の先でパトカーが止まってて動いてなかったんですね。で、そのパトカーを運転していた警察官はどこに行ったのかというと、、、その横のレストランで二人でご飯を食べてました。
そして食べ終わった後、何事もなかったかのようにパトカーに戻ってきて何も言わずに走り去っていったんですよね。
でもその一車線の道で、次々と後ろからやってくる車の運転手は何も言わずにただ律儀に警察官がレストランから出てくるのを待ってるんです。
「いやぁ、これは凄いねぇ。」
なんて私は窓から下を眺めて感心してましたけど、今だったらこんなのはあり得ませんね。

話がえらい逸れてしまいました。
プラハの人口は自動車の数ほど急激には増えていませんが、自動車だけがこれだけ増えているという事は、一人で何台も持っている人が結構いるんでしょうかね。

プラハの中心は道路に路面電車の線路もあるので、車が渋滞していたら路面電車も動きません。なのでみんな路面電車から降りて歩き出す人もたくさんいます。そんな感じでプラハの中心で道を拡張したりするのは非常に難しいので、中心地の周囲に道は増やしてはいるんですが、この先渋滞はどんどん激しくなっていくような気もします。

ただ、私は日本にいた時に東京に住んで仕事をして車も運転していたので、あの平日昼間の都内の渋滞を思い出すと、プラハはまだまだ大丈夫、などと思ってしまいますが、、、
さて、どうなるんでしょうね。

 

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